人気ブログランキング | 話題のタグを見る

常夏のハワイ~②

常夏のハワイ~②_b0007619_12275729.jpg楽園ハワイ。年中常夏でギラギラと太陽が照り、涼しげな風が誘う。何の疑いもなく満席の機内。
近くの席から「ハワイずっと何週間も雨らしいよ」「えっ!そうなの?」「ハワイでしょ?梅雨ないっしょ?」「ツアー会社何も言ってなかったよ」・・・・。知らない事はそら怖いが、こちとらは直前にWEBで情報を見て把握していたのはいたが、正直信じられないで飛行機に乗っていた。日本のサイトとかはホノルルずっと天気みたいな直前情報なのだが一応海外のサイト等を見ると、どうも雲行きがよろしくなかったのである。結果、ハワイ諸島方面は50年とも60年振りとも思われる、記憶に無いほどの豪雨被害に見舞われており、街は浸水やら土砂崩れ等、相当な打撃があり観光にも相当な被害が出ていたのである!2ヶ月近くに渡り南国特有のスコール型の雨ではなく、大雨、それも日本の梅雨以上の湿気を含んでである。
ホノルルのワイキキでは何と下水管が破裂し、修復が追いつかない為、しかたなくビーチへ直結のアラワイ運河にポンプでそのまま泥水を垂れ流しに。結果誰もが知っているあのワイキキビーチがバクテリア汚染されてしまい入浴禁止!青いビーチは失われ、濁った汚泥の色へと変色していたのである。ワイキキでは細菌感染と見られる症状で、両足を失いその後死亡された方も出、カウアイ島でも土砂崩れで死者も出、ハワイは一体どこへ行ってしまった感であったのである。
一応徐々には天候も快復に向かって行きつつあるとの情報を信じての旅行だったが。到着すると満面の太陽に迎えて頂いた。10数日滞在したが多少のスコールはあったが、ほぼ快晴に恵まれ、地元の人にも「先週とか来なくて良かったな。もう大丈夫だ」と言われる位天気は良かった。しかしながら未だに復旧中の道路があったり、ハワイ入りして3日目に入浴一部解禁となったワイキキビーチはやはり本来の色を取り戻す事はなかった。海水浴しているのは日本人を中心の観光客主体で地元民は殆ど入っていなかった。まだまだバクテリアの影響は現時点でもあると思われる。※一説には元の色に戻るのは数ヶ月以上かかるとの事。
まあワイキキビーチ以外は問題ない所が多く、オワフでは唯一ハナウマ湾に泳ぎに行ったが、ここは本当に綺麗な海で素晴らしかった。

それにしても日本の旅行会社を筆頭に地元のホテル含め観光業者はこの雨の被害を公言するのは実質避けていたようだ。(一部ホテル等はお知らせをしてたとこもあるらしいが)キャンセルを恐れる事が要因である事は分からないでもないが、そうした事前情報はある程度出すべきではなかったかと思う。結果的に天候が快復したからいいものの、万が一ではあるが感染等発生したらそれこそ一大事である。日本のTVメディアでもまったくと言っていいほど被害のニュースはなかったように思う。ドル箱ハワイはわかるが、そういった安易な体制が大きな二次災害を招き結果、減収するという事になっては後の始末である。こういった暗黙の体制は許されるものではない。今後はもっとオープンに対応する事を切に願うばかりである。

<< 常夏のハワイ~③ 真珠湾編 , 常夏のハワイへ~① >>