●積年 敷金返還頂上戦 其の弐

※敷金とは
敷金とは、借主(入居者)の債務(家賃の支払い等)を担保するために、貸主(大家さんや管理会社)に渡すもので、賃貸契約終了時に借主が債務不履行(家賃の未払い等)がなければ概ね全額返金するもので、債務不履行があればその金額を払うという解釈の事です。


ざっと敷金の流れは前回述べてきた。

さて小生の4度目の退去時についてだが、当時流行っていたかどうかは別として、デザインマンションに唐突もなく魅力を感じてしまった。
前居も新築だったので、またしても新築物件として入居してしまった。
管理会社は●バブル♪~と以前ワンコのCMを流していた大手。

敷金は26万也(家賃13万×2ヶ月)
5年居住したが、実は欠陥デザイン物件であった為(住んでみないと建物の詳細は分からないのであります。)至る所にボロがあった。

大家が差押さえられたり、管理会社の対応も決して良くなく、担当も何人も変わるし、シンドラーだしって事で散々。
入居中にも部屋の補修で担当を呼んで奮戦し、無料補修をさせた事もあったり、家賃値下げさせたりと、先方も相当、小生には警戒をしていた。まあ駅近だから居たのだが・・・。

いよいよ退去が迫った時に、契約事項には一切記載はなかったが、管理会社の下請け業者が立ち会うとの書面が来た。
これは現在では大手側はこの戦法をとっているところが大半であると思う。
孫受けみたいな業者がまず退去立会いに来る。

実際の敷金交渉の現場はその一回きりであるからして、そこで勇戦したとしても「判断の為、●●管理会社様に一度確認し後日ご回答いたします」と来る。

どうせ今回もノラリクラリ作戦であろうと予測す。
部屋のフローリングはクッションフロアではなく板張りで、壁も含めもう至る所の損傷を付けていたので・・・。
交渉は難しいと予想したが、それでも5年分の汚さを、可能な限り掃除し綺麗にてやった。

当日やって来たのは、物腰の柔らかいまったくもっての温厚な方。
これには驚いた!!
高圧的管理会社マンであれば、こちらも高射砲でまずぶちのめしてやる所なのだが、とにかく紳士であった。
クレーム専門の方であるのはすぐに分かった。敵が特別に我に仕向けた感も否めない。

通常の立会いとしては異例の1時間強のチェック、話し合いをし結果、クリーニング代金は勝ち取る事が出来なかったのが課題として残ったが、その他の付帯設備面での故意の破損も含め、こちらの思惑が通ったので、納得して妥協した。

話し合いも無論レコーダーで録音したし、担当の対応も良かった。
結果後日、当日の見積もり通り20万を返還する事が出来た。
先方は小生から6万しか取れなったのと、部屋の欠陥を修復する代金も相当な額になる事は明白であったので、戦術的にも勝ちに値する。

だがしかし、戦略的にやはり敷金全額返還交渉締結は叶わなかった。
この案件での最終決着をその他に求める選択肢もあるが、費用対効果を鑑み妥結とした。
ハウスクリーニング代金を取り除く事が出来たなら、敷金は満額手元に帰還する事を願って次戦へと。

つづく

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